薪つくりは原木を玉切して割ってストックヤードに入れる、この手順です。
例えば春5月頃に薪つくりをした場合、日当たりの良いところでしっかり乾燥させれば、その年の秋から燃やすことができます。
今回はその方法を説明しましょう。
割った薪は、雨風にさらして本来木の持っている水分、結合水をお日様に引き出してもらって乾かしていきます。
薪ストーブ用の薪の含水率は大体25%くらいになればよく燃えるようになります。
当店でいろいろ試してみた結果です。
ではそうするには・・・・
割った薪を1か月くらいは低めの山積みにして野ざらしにする。
または、井桁に組む。
中でも井桁に組むのはたくさんの薪の場合は有効です。
風が通り早く乾きます。倒れないように注意しながら積み上げてください。
梅雨が明けて晴天が続いたら、いよいよストックヤードに入れます。
無造作に積むのでなく、出来るだけ小口を上にして積み上げます。
薪の皮を上にするより、小口を上にした方が水分の抜けは早いのです。
ストックヤードの設置場所は、日当たりの良いところにしましょう。
北側に塀の代わりに積み上げているところもありますが、乾きは遅く、秋までには間に合いません。
こうやってストックヤードに積まれた薪に、この先雨が当たっても雪が降りかかってぬれても、それは自由水といって表面だけの水分で自然に乾きますから大丈夫です。
割った時の重たい薪が、秋には軽くなっているはず、そこも確認しましょう。
二つの薪をぶつけてカ~ン!という乾いた音がすれば、乾きは上々、燃やしてもOKのサインです。参考に!
日当たりが今一つの場所は、乾かす期間を長くしたりして工夫してください。