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原木・山の事情

いよいよ雪の解け初めたところから原木を下ろし始めようとした矢先、重たい春の雪が毎日のように降り出しました。

 

社会事情も反映して薪の需要は多くなりました。

長野県中信地区にはもともと薪にふさわしい森が広がっています。カシノナガキクイムシに侵されながらも、どんぐり林はたくさんあります。

 

 問題は伐る場所、その場所が速やかに下ろせるところなのか、倍の人出を要するのか。それによって山元の経費がグッと変わります。

斜面の急な所は危険度も多く、やはり慎重な作業が強いられ、効率優先とはいきません。

 

薪一束が10円、20円高い安いはこんな事情からも計算されていきます。伐りだす現場によりその年の価格は微妙に調整されます。