かつて生活林として利用してきた里山は今や手が入らず荒れるにまかせています。
近年、国は温室効果ガスの排出削減の一手として森林整備を大々的にすすめてきました。
330万ヘクタールの間伐で8%分だったと思いますが削減目標の一部を達成する腹づもりで予算をつけてきました。
県も右にならえで森林税などを目一杯投入してきました。
伐れ、伐れの大合唱ですが針葉樹人工林の単一林ばかりではないので当然のことナラ、クヌギも大量に出てきています。
当店で扱う薪用の原木、樹種は幾つかありますが主なものはコナラです。
標高の高い山から伐りだした場合はミズナラが混じり、低い所の現場からはクヌギが混ざることがあります。
山元の都合でニセアカシヤも仕入れますが、山に生えたものだけ扱い川原や畑のニセアカシヤは扱いません。
販売価格はナラの2割引程です。
当店では薪の供給もしますが、基本的にはストーブオーナーが自分で薪を作ることができるようサポートします。
原木の供給はもとより、リンゴやニセアカシヤの伐採チームも編成、伐採依頼があるときはチームメンバーが手分けして作業します。
薪は35cm(これだけは受注生産)、40cm(全体の一割)、50cmの長さで作り、販売は10束単位です。価格は変動しますので、お問い合わせください。
アカマツを薪として利用していく運動を提唱します。
この数年、安曇野市明科地区の松枯れ病の被害が甚大です。
追いかけるように急激に被害が拡大しているのが穂高地区西部山麓地帯です。
安曇野市ばかりでなく隣接する松本市、筑北村、生坂村、池田町、松川村、大町市も同様の状態になっております。
これまでの松枯れ対策の中心となっていたのが、「伐倒燻蒸」でした。しかし、これだけではとても追いつかないので「樹幹注入」「地上散布」「空中散布」と、その手を広げてきました。これらはどれも殺虫剤による防除でした。
人や家畜、野生動物、土壌や河川へのリスクが非常に高いにも関わらず、行政は予算さえ付けば対応できる安易な手段しか選択してきませんでした。
その中でも「空中散布」は特に広範囲にわたって殺虫剤を撒くので、これまで人への被害も数多く報告されてきました。
こんな状況の中、安曇野市は2011年「被害木を燃料にしてしまおう」という一市民の提案から、長峰山天平の森温浴施設に薪ボイラーを設置しました。来年夏からは新しゃくなげ荘にも導入されます。2014年4月からは、池田町ハーブセンターでもイタリア製薪ボイラーが稼働しています。
また、アカマツ林を雑木林へ林相転換する「更新伐」という手法も昨年度から始めました。
更に地元企業である林友ハウス工業がアカマツ、カラマツの製材、乾燥、加工、塗装まで、建築用材としての生産ラインを昨年末完成させました。
こうした民間の努力が積み上げられることで、資源として利用するパイが膨らみ、危険な薬剤処理のパイを減らしていくことができるのです。
その一環として、薪ストーブで暖をとる生き方を選択している私達にもできることとして、アカマツを燃料として使う運動を提唱します。
1軒で1㎥(生材で0,6t)燃やすとして1,000軒で1,000㎥、2,000軒で2,000㎥となります。2㎥で2,000軒なら4,000㎥処理できます。
広葉樹4~5本の薪にアカマツ薪1本混ぜて燃やすやり方なら、ストーブへの悪影響や、煙突の詰まりは起きません。行政だけに頼らず市民も一丸となって松枯れ病対策に取り組む必要があります。でなければこの問題は解決しません。
薪ストーブユーザーの皆さんがちょっとした努力をするだけで「チリも積もれば・・・」の大きな力が生まれます。是非、ご協力をお願いします。
~ストーブライフの場面で専門知識をもってサポートします~ハスクバーナチェンソーの販売・指導
チェンソーワークでの困りごとなど、なんでも相談ください。
ハスクバーナ(スウエーデン)339XP 346XPその他
グッズの販売(ハスクバーナ商品)
環境に負荷をかけない生活を応援します。(鉱物油ではなく、植物性バイオマスオイル使用)
純正植物性チェンオイル、純正2サイクルバイオマスオイル(50:1)は小分け販売。
目立て、メンテ用品各種 チェーン各種 ヤスリ各種、ヤスリハンドル、目立てゲージ ディップスゲージ、アングルプレート、目立てクランプ等々。
チェンソーワークの安全用品
◆チャップス・・・チェンソー事故は多発しています。
エンジンを止めたつもりや伐り終わった途端不意に枝の跳ね返りなどで思いと反してエンジンが掛かっている場合があります。チャップスをつけることで足回りの安全性が高まります。
◆イヤーマフ、イヤーマフ付きヘルメット・・・知らぬ間に聞こえにくくなっていませんか。チェンソーからの聴覚障害を引き起こす高周波音を遮断、人間の声は聞こえるスグレモノです。
◆ゴーグル・・・目の保護に。
◆ブーツなど・・・安全靴が必要!
当店でお買い求めのお客様には徹底指導いたします。
基本は目立て、時々のチェンソーワークでは中々覚えきれませんが、そこを何度でも繰り返し教えます。
より安全に使っていただくためです。
おかしいなと思ったらすぐに当店へ連絡を!
機械に無理をさせてはいけません。一番最初にスーッと切れたあの感触を忘れないでください。
そしておかしいな、いつもと違うなと思ったら目立てのやり直しや点検、更にダメな時は当店へ持ってきてください。
何がいけないのか、どんな使い方がそうさせるのかきちんと説明します。そして納得のいくチェンソーライフを楽しみましょう。
高額な機械、年に何回かの使用など、個人では負担が大きいので、10人で1つのチームを結成し、このシステムを運営。保管とメンテナンス、機械の届け、回収等を、年会費で地平線倶楽部が引き受けます。
尚、チェンソーでの玉伐りができないという方には玉伐りを請負います。
原木を購入し、チェンソーワークを頼んで玉切ってもらえば自分で薪割りがしたい、とお考えの方、こうしたサービスもありますので、是非ご利用下さい。
尚受け付け地域は安曇野市、池田町、旧梓川村です。
共同購入の負担金や年会費についてはお問合わせください。
薪割りは斧で楽しくやるもの・・・と思ったはずが、様々な事情で思うように割れず、乾かす時期が少なかったために水分の多い薪を燃やす羽目になってしまった。
当然ススも多くつきます。
そんな方々のために、当店では薪割り機の共同購入制度をつくっています。
今までに4チーム、今年春また一つチームをつくりました。
今回は薪割り機の機種が今までと違う「BRAVF ログスプリッタ」アメリカ製です。破砕力22トン、エンジンはホンダ、縦型使用、横型使用どちらも自在。
縦型使用時は、大径木を転がすように移動して据え付けるので持たなくてすみます。
横型使用時は、小径木をもちあげて据え付けるので腰の負担がかかりません。
先ずは半分に・・・・
こんな風に細くわり、乾かすと良い薪になりますね。
あっという間に作業終了!
当店では日本製から始まって、アメリカ、カナダなどの斧を使いこみましたが、行きついたのはスウエーデン製の「グレンスフォッシュ・ブルークス」の職人たちが作る手作り斧でした。
大径木用のものは、柄の長さは79cm、斧頭に鎚があるので、クサビを叩くこともでき、一本で二役です。これでたいていのモノは割れます。
適度な重みが良いのでしょう。使っているお客様からは使いやすいという感想が次々と聞こえてきます。
左:ハンター
多目的用 柄475mm
右:小型フォレスト
枝払い用 柄490mm
左から:ワイルドライフ柄340mm ミニハチェット柄260mm ハンドハチェット柄240mm
中でもあるお客様の一言がグレンスフォッシュを広める後押しをしてくださいました。
・・・当店で大小の斧全部を振り下ろしてみて、そして曰く「すごい!ぶれない。振り下ろした時に揺れずにピタッと落ちる。」と・・・
話を聞くと、たいていの斧は振り下ろした時に多少のブレがある、しかしこの斧は皆ぶれずにバランスがいいのだそうです。
その方は和太鼓奏者で、よりバランス感覚に敏感な方でした。
もちろん、素人には全く分からない世界です。
ただ、そう言われてみるとグレンスフォッシュ・ブルークス製作所の職人は、分業をせず1本の斧を最初から最後まで一人で仕上げていること、製品にはそのイニシャルが刻み込まれていること等から、特段の丁寧さはうなづけます。
ハンドハチェット(丸っこくてかわいい!と、人気)
焚き付け用の小型の斧はハンドハチェットやミニハチェットなどがあります。
ちょっと燃しの時に便利な焚き付け用薪を作るには、写真のようなハンドハチェットがおススメです。
このハンドハチェットは適度な重みと握りやすさ、かわいらしさもあり、大変好まれています。
薪ストーブ導入の新築のお祝い等にも喜ばれています。
薪ストーブライフに欠かせないグッズも各種取り揃えています。必需品からピザグッズまで。ファイヤーサイドのストーブアクセサリを主に取り扱っています。