コラム

店主からの耳より情報

触媒あれこれ

触媒を替える時・・・

  

触媒はメンテナンスのとき少し面倒だけど、燃焼効率を良くし薪の節約にもなるすぐれものとして周知されています。
ストーブの火を小さくして、トロトロ燃やすには本当に優れているので上手に活用することをお勧めします。

そこで気になるのは、では触媒の替え時はいつか?ということ。

年一度のストーブの掃除のときホットボックスを開けて灰を取りますが、少しボロボロだなと思ったこともあると思います。
ソーッと締めて今シーズンはこのままで・・・など判断している方も多くいらっしゃるはずです。
次の年触ると崩れた、でも枠はそのままあるから、とか部分的に崩れているだけだからとまた年を越す方もいらっしゃいます。
触媒に穴があきボロケていたら交換時です。

  

触媒の囲み部分はブリキ製でしたが数年前からステンレスに変わり、そのことから写真のように囲みがイビツになって取り外しが困難だったのが解消されました。

また、触媒が2年でダメになる方、5年も持ちこたえた方さまざまですが、どうやったら長持ちさせられるか・・・。
やはり基本はよく乾いた薪を燃やすこと・・・これに尽きます。
そして必要以上に燃やして温度を上げすぎないことです。

触媒を変えずに使い続けるのはあまり感心しません。替え時のタイミングを逃しませんようにと願います。

過去に触媒の品質が問われた時期がありました。

アンコールの触媒が一年で壊れやすい時期がありました。
2004年春のメンテナンスで、アンコールの触媒が前年交換したものばかりが全て壊れていました。


当店が代理店契約をしているノースフィールド社(以後NF社)と輸入元ファイヤーサイド(以後FS社)の担当を呼び、私と三者でアンコールを導入している当店のお客様全戸の点検調査をしました。
その際、某歯科医から治療に使うパラジウムという合金の価格が1~2年前のある時期異常に高騰したという話が出ました。
その情報を聞かされた時「これだ!」と思いました。恐らく、アメリカのメーカーはパラジウムの含量を減らしたか、あるいは代替金属を使ったのではないか。


早速FS社に他所での事例と輸入商品の生産ロットの調査を願い出ましたが、FS社は当店以外でも事例が多発していることを認めたものの、生産ロットの確認と国産品への切り替えには至りませんでした。しかし、一年で壊れた触媒の無償交換はかないました。


その後、パラジウムも安定し正常な触媒が生産されるようになり、通常の製品に落ち着き、一昨年から触媒の周りの素材もステンレスになり、徐々に使いやすく改良されてきているのです。

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